今回は、五黄土星(ごおうどせい)です。基本方角は中央を意味します。この星は五行の考え方でいう、土の気質をもっていますが、五黄土星の場合は黄土を意味します。九星気学の源である中国大陸の土のことで、「黄砂」とも言われています。土は作物を育てる土台ですが、一方で生物を腐らせ養分として飲み込んでしまう存在でもあります。この性質から、腐敗、破産、失業、破局といった暗示をもちます。方位としての五黄土星には良い意味はありません。これまで紹介してきたように、五黄殺や暗剣殺という大凶方位をもたらすのが五黄土星です。
五黄土星を生まれ年としてもつ人は、近い順に、2013年、2004年、1995年、1986年、1977年、1968年、1959年、1950年です。これ以前・これ以後は9を足すか引いた年が当てはまります。(節分以降がその年生まれになります。)
五黄土星の人は、二黒土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星が巡っている方角が吉方位となります。年盤と月盤をみてこれらの星がある方角が吉方位です。ただし、これから生まれ月の凶方位と重なるものを除き、また、その年・月の五黄殺や暗剣殺などの大凶方位も除外して残った方角だけが吉方位ですので、正しい方位は占い師さんに出してもらいましょう。
年盤だけで判断すると、五黄土星生まれの人の今年の吉方位は、二黒土星の東南、七赤金星の南、八白土星の北、九紫火星の南西です。六白金星は歳破と呼ばれる大凶なので除外となります。また、誰にでも共通の大凶方位である五黄土星(五黄殺)の西と一白水星(暗剣殺)の東は避けた方がいいでしょう。ただしこれに加えて毎月の月盤での吉凶も合わせて判断しないといけないので、この限りではないことに気をつけてください。
凶方位と知らずに行ってしまった場合
凶方位と知らずに、あるいは知っていても行かなければいけない時はどうすればよいのでしょうか。1つの方法は、凶方位から帰って来た後、なるべく早く吉方位に行くことです。吉凶の方位取りの効果は、距離と滞在時間に比例します。凶方位にいたときの距離と時間よりも長く吉方位に出かけることで、相殺することができるそうです。
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