古今東西、日々の生活の中で「○○とは相性が良い・悪い」とか「△△とは気が合う・合わない」などと、どれほど相性の問題が話題になったことでしょう。相性ほど不思議で、気になるものはありません。
古来、東洋科学・東洋運命学は、自然の摂理、この世の森羅万象を解き明かそうと、何千年もの間、幾多の賢人、達人が知識を検証、蓄積してきました。いわゆる東洋科学とは、この地球上の生きとし生けるもの全てに影響を与え、左右している、目には見えず、耳には聞こえず、手には触れられぬ力=気を解明する統計学的学問です。
陰陽五行法とは、この「気」(大気や磁気、運気や元気、病気など)を体系的・法則的に解明するための最も基礎となる部分です。
まず、この宇宙の万物は、「陰と陽」に分類されます。天と地、男と女、+と-、表と裏、光と影という具合です。次に五大元素=木・火・土・金・水に分類されます。これらを組み合わせ、具現化・数値化したのが、十干と十二支です。私達は遥か大昔から、この五行の相生相剋(そうじょうそうこく)相生(相手を生かす)相剋(相手に勝つ)の事を「相性」といっているのです。この相性の良い事を「吉」、相性の悪い事を「凶」と言います。これにより相性の謎解きも可能となります。
相生相剋図
- 相生=生かされる(生気) / 生かす(退気)
- 相剋=剋する・勝つ(死気) / 剋される・負ける(殺気)
- 比和=和して助け合う(同一円内の九星同士)
九星の相生相剋
九星気学では、九つの星を生まれ年、生まれ月に配して、それぞれ前者を本命星、後者を月命星と言います。成人は、本命星で見るのが基本です。
九星は互いに連係し合い、相生=生かしたり生かされたり、相剋=勝ったり負けたり、また比和=互いに助け合ったり、と関連性を持ち、規則的に循環します。自然現象や社会現象を読み解く場合にも有用ですが、人間関係の読み解きの場合も例外ではありません。
相生=相生には、立場の違いで二通り
- 生気:自分が相手に生かされる関係です。親の様に何かと与えてもらえる、助けてもらえる、気遣ってもらえる関係です。
- 退気:自分が相手を生かす関係です。何かと与えてしまう、気になってしゅがない、つい面倒を見てしまう関係です。
相剋=相剋には、立場の違いで二通り
- 死気:自分が相手に勝ってしまう関係です。なぜか気に入らず、文句や小言を言ったりいじめてしまったり、強引に言う事を聞かせてしまう関係です。
- 殺気:自分が相手に負けてしまう関係です。問答無用で従わざるを得なかったり、なぜか目の敵にされたりする関係です。
比和=比和は、一通りのみ
自分が相手と同じ五行(木・火・土・金・水)の場合で、考え方や価値観が似通い、 友人や同志の様な助け合う関係です。但し、比和の場合は、こじれてしまうと長引く傾向にあります。
それらをまとめた相性図で彼との相性をチェックしてみましょう☆
黄色だったらラッキッキー!
九星の相性図
- ◎:最も良い=相手から力を与えられ思いやられる
- ○:協力しあう=お互いに良く分かり合える
- △:良い=相手に力を与え、育て、保護する。
- ▼:良くない=心が通じがたく、相手を痛めつける
- ×:最も良くない=気が合わず、相手から痛め付けられる
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