九星気学では吉方位だけでなく、凶方位もわかります。凶方位は大きく分けてその年・月の凶方位と、その人にとっての凶方位の二種類に分けられます。
その人にとっての凶方位、の調べ方は、自分の生まれ年・月の星と、その年・月の各方位にある星との関係でみます。相性がよくない方角はすべて凶方位となります。Vol.2の記事でお話ししたように、相性がよい場合は吉方位となるわけですから、“吉方位以外はすべて凶”ということになります。これらの方角に旅行や引っ越しをすると運気を落とします。これは、年と月ごとに動いていくものなので注意が必要です。
この凶方位が「凶」だとすると、「大凶」といわれる方角も存在します。代表的なのは「五黄殺」(ごおうさつ)と「暗剣殺」(あんけんさつ)です。「五黄殺」とは「五黄土星」という星が影響して引き起こされる凶方位のことです。五黄土星は強力な腐敗のパワーがあるとされています。年盤と月盤で、五黄土星が巡ってきている方位は「五黄殺」といって大凶の方位となります。この方角に行くと、それまで上手くいっていたことが崩れていくなどの嫌な出来事が起こります。
そして、その方角と真反対の方角も合わせて大凶方位となるのが「暗剣殺」です。「暗剣殺」の方に動くと立て続けに嫌なことが起きる最悪の方位です。「五黄殺」と「暗剣殺」の方位は1年間固定になりますが、その年(月)の星の巡回ですから誰もが順番に影響を受けます。
2015年の年盤では五黄土星は西の方位に巡ってきます。つまり、西の方角が「五黄殺」、東の方角が「暗剣殺」となり、誰にとっても1年間共通の大凶方位ということになります。この方位への引っ越しや長旅は避けた方がいいでしょう。引っ越しや旅行・留学をお考えの方は、九星気学で移動していい時期と方位を割り出してもらうことをおすすめします。
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