九星気学とは
東洋思想では、「天の気」と「地の気」が交わり、「人の気」を育むという思想があります。
現代的には、私達人間は地球上に誕生した時から、天空からの太陽光線や宇宙線、潮汐作用などの天体エネルギー、地上の大気や地磁気などの影響を受けて、個人としての肉体的な属性が備わるのだと解釈できます。
天地自然は、春夏秋冬、朝昼夜など、休む事無く栄枯盛衰を繰り返していますが人間も元素や素粒子のレベルでは地球や宇宙を構成する物質と何ら違いはありません。
「運」とは、人間も例外なく天地自然の摂理の中で運ばれ生かされ、順応すれば「吉」、逆らえば「凶」であるという事ができるのです。なので、九星気学とは自然の流れに上手に乗っかる術という考え方が基本となっているわけです。
九星気学の基本の9つの星
- 数:一、二、三、四、五、六、七、八、九
- 色:白、黒、碧、緑、黄、赤、紫
九星気学では、まず生年月日を9つの数と7つの色の組み合わせで現した九つの星に分類します。
- 数+色→九星
- =一白、二黒、三碧、四緑、六白、七赤、八白、九紫
更に5つの気(木、火、土、金、水)を組み合わせ、それぞれの方位、運気、特徴、性格、傾向を占います。
九星
- 一白水星(いっぱくすいせい)
- 二黒土星(じこくどせい)
- 三碧木星(さんぺきもくせい)
- 四緑木星(しろくもくせい)
- 五黄土星(ごおうどせい)
- 六白金星(ろっぱくきんせい)
- 七赤金星(しちせききんせい)
- 八白土星(はっぱくどせい)
- 九紫火星(きゅうしかせい)
九星の定位置
九星は、それぞれの位置が定められており、その位置を定位と言います。そしてこれを図示したものが定位盤で、九星気学の基盤となるものです。この状態を、「五黄中宮(ごおうちゅうぐう)」といいます。
宮名と遁甲(とんこう)
定位盤で、九星がある位置を宮といい、それぞれに宮名が付けられています。九星が一定の秩序に従って各宮を循環することを遁甲といい、定位盤でどの宮からどの宮へ移動するかという九星の動き方のことです。
移動順
下記のように場所に名前がついているわけですが
順番としては図のように、 中宮(ちゅうぐう)→乾宮(けんきゅう)→兌宮(だきゅう)→艮宮(ごんきゅう)→離宮(りきゅう)→坎宮(かんきゅう)→坤宮(こんきゅう)→震宮(しんきゅう)→巽宮(そんきゅう)→中宮(ちゅうぐう)→・・・・・
という、通常の時計回りのような移動をするわけではありません。
九星は各宮を順に移動しますが、それぞれの宮によって運気が変化していきます。
運気は停滞運を底として、準備運、発展運、順調運と上昇し強勢運で頂点となり、
活動運、喜悦運、変化運、登頂運と下降し、停滞運に戻ります。
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