算命学の「陰占」で分類される60種類の潜在意識を示す基本気質のうち、「戊」「己」のグループについてみていきましょう。まず、「戊」の気質のグループの人は「山」を意味します。基本気質としては、そびえる山のように権力と大きな愛情があるという気質です。「戊子」（つちのえね）は、土に水をまく様子から作物を育てることを暗示しています。キャラとしては、執着心と反発心がある気質です。「戊寅」（つちのえとら）は、春の山を暗示しています。キャラは存在感があるが、美意識の強くいい格好をしたがる人です。「戊辰」（つちのえたつ）は、大きな山を暗示します。キャラとしては、しぶとくあきらめない人で、大器晩成型です。「戊午」（つちのえうま）は、真夏の山を示します。キャラは、パワフルで変化に富む、決断力のある人物です。「戊申」（つちのえさる）は秋の山を暗示しています。キャラとしては穏やかで人望と助力を集める存在です。戊のさいご、「戊戌」（つちのえいぬ）は、乾いた多くの土が集まる山です。キャラには、変化の結果結び財を成すという暗示があります。
「己」の気質のグループは母なる「大地」を意味します。基本性質としては畑が作物を育てるように人を導き育てる気質があります。「己丑」（つちのとうし）は冬の凍った土を暗示します。キャラとしては忍耐力があり、物事と物事、人と人を結びつけることで体制を作る、人の力を利用するタイプです。「己卯」（つちのとう）は、雑草などで荒れた土地を示します。キャラとしては人当たりが良くソツがないがどこか軽薄なところもある人です。「己巳」（つちのとみ）は、暑い夏の乾いた畑を意味します。キャラは力はあるが穏やかな人です。責任感と我慢強さがあります。「己未」（つちのとひつじ）は広がりのある広大な土地を暗示します。キャラは、人を指導したり育てることに向いている人で、人とからむことで自分も大きくなります。「己酉」（つちのととり）は秋の畑を示しています。キャラとしては開拓者のように自力で地道に進む人で、収穫も暗示されています。「己亥」（つちのとい）は、湿地帯のような水分を含んだ土地を暗示しています。キャラとしては勝負師のようなどこか不安定なところがある気質です。
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